会長あいさつ

 

 

 

会長 山地 裕司

「感謝」の連鎖

 

先般のミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックでは、極限の世界で競い合うアスリートたちが、支えてくれた人々や環境へ向けて発した「感謝」の言葉が私たちの胸を打ちました。私が現職時代、バスケットボール部顧問として部員に伝え続けた言葉もまた、「謙虚」と「感謝」でした。子どもたちの成長は、決して孤立した営みではなく、多くの人々の支えと感謝の連鎖の中にあります。私たちは今一度、この「感謝」の気持ちを教育の原点に据え、温かな学びの場を築いていくことが大切だと感じます。

さて、予測困難な変革の現代社会の中、教育を学校任せにはできない時代です。本会の最大の財産は、教育の最前線に立つ現職会員と、豊かな経験と識見を備えた退職会員とが連携し、世代を超えた知の継承と対話を深め、組織としての絆を強固にできることです。この財産を、最大限に活用し、松山の教育力を総結集させる「学びの共同体」としての機能を高めていきたいと思います。

本会が注力すべき具体的な柱の一つは「コミュニティ・スクール推進への支援と協力」です。学校・家庭・地域が目標を共有し、一体となって子どもを育む『地域とともにある学校づくり』をバックアップすることです。その基盤として、地域に眠る多様な経験や専門性を持つ退職会員を、教育現場に結びつける人材バンクの充実を目指します。「学校のために何らかの貢献をしたい」と考えている退職会員は数多いという調査結果があり、退職後も学校現場で活躍されている方も多い状況です。また講師等の常勤職員に加え、会計年度任用職員など非常勤職員の求人も増加し、退職者がセカンドキャリアを充実させるチャンスも幅広くなっています。学校現場においても、外部の活力を取り入れることで教育の質が高まり、ウィン・ウィンの関係になります。実は私も松山市会計年度任用職員として、部活動指導員をしています。今日行く(キョウイク)場所があったり、自己有用感が感じられたりと、部員と学校への「感謝」の気持ちでいっぱいです。

「組織の活性化」「会員の親和と厚生・研修活動の充実」にも注力し、子ども・現職会員・退職会員一人ひとりの輝く未来を創造するため、皆様の変わらぬご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。